2009年9月29日火曜日

初めて裁判所へ

入社して半年くらいしたころ、私が配属された支店には

男性の先輩社員がおらず、わざわざ隣の支店の先輩に連れられ、

裁判所へ連れていかれました。

そこでは、支払いが行き詰まり、破産宣告まではいかないが、

ギリギリのところで救済を求める多重債務者と調停委員、

債権者が話し合いを行う場が。

まあ、すでに調停委員とは電話で話し合いは済んでいるんですが。

今はやりの利息制限法に引き直し、そこからの利息もストップ。

なんて素晴らしい法律でしょう。

まあ、借りるときに納得ずくで借りた金利を引きなおさせるんですから、

多少強引といえば強引な手段ですが。

これが一番手軽な法的な債務整理  「特定調停」


素人でも本を見ながらや裁判所に相談に乗ってもらいながらできる、

一番簡単な債務整理です。

もちろん、特定調停では、払い過ぎた金利は戻ってきません。

今はやりの過払い請求は  「不当利得返還請求」


こっちも個人でも勉強すれば十分できる債務整理です。

弁護士や司法書士を通せば、手数料でン十万とられたり・・・

まあなんでも自分でやってみることですね。




2009年9月27日日曜日

金利が安い



消費者金融の金利がドンドン安くなってますね。

聞いたところによると、初回の貸出時から、

顧客に100万円までの貸付枠を設ける業者も

多いみたいです。

総量規制が本格的に施行される前に、

たくさん貸しておこうという狙いでしょうか?

そのかわり、100万円までの契約を望まない

顧客に、契約してもらうために、18%以下の

契約を用意しているみたいですね。

実際のところ、消費者金融業界は、それで

儲かっているのでしょうか??

はなはだ疑問です。

2009年9月24日木曜日

今は昔




他のサイトを見ていても、いまだに

「借りやすいのは武富士」

「アイフルなら借りられる」

そんなキャッチコピーを目にしますが、

どうやら武富士もアイフルも、資金難から

新規の貸付基準を厳し目に設定している様子。


代わって、借りやすいかどうかは別として、

新規貸付の1位に躍り出たのがレイク。

アコム、プロミスと競り合っている様子ですが、

新規貸付に一番積極的なのはレイクみたいです。

広告を見ていても、やはりレイクのキャンペーンが

抜きん出ているように思えます。

しかしながら、無利息や金利軽減のキャンペーンのせいで

顧客の定着率では、あそらくアコムやプロミスに比べると

劣っているのではないでしょうか?

そう思えば、レイクの新規顧客獲得のキャンペーンが、

いかになりふり構っていないかがうかがい知れます。

審査基準が各社、差がなくなってきているように思えます。

借りやすいところという概念はなくなりつつあるのかも知れません。

2009年9月23日水曜日

新情報

どうやら、総量規制の規定も柔軟になりそう?

当初、年収の1割までと言われてましたが、

どうやら3割まで大丈夫そうです。

年収500万円の人が50万円までしか

借りれないか、150万円までしか

借りれないかでは、結構変わりますよ。

消費者金融各社も、かなり厳しい状況ですが、

アコム、プロミスはメガバンクの保護下、

経営も安泰だそうです。

逆に、先日書いたアイフルや武富士は、

今後、かなりの苦境に立たされるとの見方です。

どうやら、銀行からの融資が見込めず、

貸し付けも鈍っているとか・・・

不景気なのは、法律のせいか??


2009年9月18日金曜日

はじまりました。



今日の夕刊に、消費者金融の大手が、

「返済猶予要請へ」という見出しで載ってました。

今まで散々債務者から返済猶予を申し込まれても、

何が何でも回収してきたくせに、

その会社本体が返済猶予を申し立てるとは・・・。

おかしな話ですよね。

強引な取り立てで問題になった業者です。

もちろん、そのせいで業績は落ちたので、

報いは受けたかも知れませんが、

それ以上に表に出ていない悪質な取り立て行為も

あったはずです。

このように会社として、堂々と返済猶予を申し立てるとは、

正直信じがたいですね。

ヘンな話、法改正で淘汰されるべき業者なのかもしれませんよ。




いま、立て直しを図ろうとしていても、今後、総量規制などで

業界を取り巻く環境は厳しさを増す一方です。

これまで厳しい取り立てを行ってきたんだから、

今回は潔く「返済猶予」とか言わずに、自力でなんとか

すれば良いのにと思ってしまいますね・・・。

横並びの時代



もう昔のように、消費者金融が儲かる時代は終わった。

間違いなく終わりましたね。

これからは、優良顧客を取り合う、新規客を取り合う、

それでもやって行けずに合併やМ&Aが活発になる。

間違いないですね。

私のところにも「収入証明書提出のお願い」が

来てました。クレジットカードでキャッシング利用してるので、

それでなんですが、内容が酷い。

「提出していただけなければ、今後利用が止まります」と。

偉そうに!!僕は提出しません。貸付出来なくなれば、

利益が無くなるのは向こうなのに、そんな上から目線な通知では

到底、提出してやる気になれませんね。各社、総量規制の

施行が迫ってきているので、対応に追われているようです。

もし、あなたが借り入れのない、初めてのお客様なら、

恐らく神様のような扱いを受け、優遇され、なんならお金も

貰える?ぐらいの対応をされますが、自分の年収の10%を

超える借入をしているのならば、業者は手のひらを返したように

あなたのことを邪険に扱うでしょう。

2009年9月16日水曜日

どこの会社が働きやすい?



ノルマが厳しそうなイメージですが、それはどこの業界でも同じ。

やはり残高1位の会社や、1位を狙えそうな会社はノルマが

かなりきつかったみたいですね。

当時、1位の会社の離職率はずば抜けていました。

ほとんどの社員がストレスやノルマに耐えられず、

辞めていくような中で、結果を残す社員には

それなりの待遇が待っていたようです。

20代前半の管理職も多かったようですし、

女性の管理職も多かったみたいです。

そして、若くして年収1000万円なんてのもザラ。

さすが業界1位は違うなぁ、なんて話をしていたら、

「おまえなんかうちで良かったやん!T社なんか行ってたら、

とっくにやめてるで!給料がいいってことは、それだけ大変やねん」

ごもっともな意見だと思いました。

そして、ノルマに耐えきれず、厳しい回収や不正で世を騒がせたり。

当時の1位、2位の会社はよく事件起こしていたような気がしますね。

上司が部下を殴って訴訟が起こったり、強引な貸付で、

不動産担保ローン契約をしたり。



本人の名義じゃないのに、痴ほう症の親に担保提供させたりを

結構強引にやってたみたいですね。

人間、まっとうに生きるが一番。

いくら1位になっても、ルールを犯して犯罪者になったんでは意味無いですね。



2009年9月14日月曜日

死亡診断書




残念な事に、借金を苦に、自ら命をたつ人もたくさんいました。

初め、遺族から死亡診断書が送付されてきて、

それを見た時は、診断書の、みかたも解らなかったんですが、

先輩社員から「ここに死んだ時の内容が書いてあるんやで」と

言われ、みたときは気分のいいものでは無かったです。

場所や死に方などが書かれているので、想像して怖くなったり。

自殺の原因の一端を担っていると思うと嫌な気持ちになりました。

その気持ちは、慣れることもなく、通知がくるたびに嫌な気持ちに。

お金のことで死ぬなんて、考えられなかっただけに、誰かに相談したり、

逃げたり、死ぬ以外の方法を考えられなかったのだろうかと、

そんな葛藤を持ったまま仕事していたのを覚えています。


真面目な人は、開き直ったり出来なかったんでしょうね。

もし、まわりに、お金のことで悩んでいる人がいたら、

死ぬほどのことではないと言ってあげられるといいですね。

2009年9月13日日曜日

昨日の続き



出資法の中で、預かり金の禁止って言うのがあります。

よく、詐欺事件で検挙されているマルチ商法や、

最近ではFXで利益を出して配当します、



なんてその手の事件は、この出資法の預かり金の禁止ってのに

抵触して、捕まっちゃってるんですよね。

消費者金融も出資法に基ずいて営業してるわけで、

この預かり金がいけないわけです。

借りたことある人なら経験があるかも知れませんが、

お釣りの出ないATMがたくさんあって、

完済するとき、多めに入金される人がほとんどなんです。

すると、業者側が多めにお金を受けとり、預かり金が発生。

この預かり金、出資法に抵触しますので、早く返却しないと

営業停止や検挙!される恐れも・・・

そんな訳で、やっと完済して、もうかかわりたくないと思っていても、

業者から何度も何度も連絡が入ったり、

通知が届いたりしてしまうんですよね。

その通知で、家族にバレたり(もちろん親展の通知ですが)した日には

最悪ですからね・・・

多めに返したら、早めに預かり金は返してもらいましょう。

2009年9月12日土曜日

出資法



タイトル見たら、こむずかしい感じですが、気楽に読んでください。

そもそも利息制限法での上限金利は、もともと18%なのに、

ほとんどの業者は18%を超える貸し付けを行っていた、

なんででしょう?

答えは、利息制限法ではなく、出資法に基づいて貸付を行っていたからです。

この出資法って言うのが、結構厳しくって、契約書面の受け渡しや、

毎回対面で領収書を渡さないといけないとか、預かり金の禁止とか、

結構きびしい法律だったんですね。

いま、過払い請求が最盛期ですが、元はといえば、


この出資法で決められている、対面で返済受けて領収書を発行っていうのが、

ATMや無人機のおかげで実質無理になったことが発端なんですね。

最高裁が、ATMでの入出金を出資法での営業の範疇ではないと判決したもんですから、

業界は激震しましたね。

何度も何度も裁判してましたが、最高裁の判例は覆らず、

ことごとく業者が負けてましたね。

そんなわけで、いまの消費者金融は経営難に陥っている?のかな。

実際、消費者金融のビジネスモデルの崩壊とまで言われてます。

さてさて、去ったとはいえ、知り合いはたくさん勤めてますんで、

これからの業界の行く末が心配ですね。

2009年9月11日金曜日

やたらと金は持っているとアピールする客

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女性のお客様に多かったんですが、

ブランド物に身を包み、お金には困ってないが、

とりあえず今、手持ちがないから貸して欲しいと。

その日来店した女性も「お金には困ってないのよ」と。

ところが、収入を証明するものが何もない!!

聞けば、離婚した元夫から、養育費など、

毎月80万円「ゆうパック」で送られてくると!!

ホントかウソか分からないですし、もちろんお断り。

毎月80万も貰ってるのに、消費者金融で借りる??

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怪しすぎるお客様には、融資お断りすることも。

お金お借りるというプレッシャーから、

やたら口数が増えてしまうのか、余計な事を

言ってしまったばかりに借りられない、そんなことも

多々ありましたね。

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2009年9月10日木曜日

法改正

【三井住友銀行グループのアットローン】5秒回答、最高300万円


たびたび触れてきましたが、2006年の貸金業規制法の改正で、

実際、私も業界を離れましたし、ばたばたと潰れていく金融業者も

たくさん見ました。実際、このさき、消費者金融というビジネスは

成り立つのであろうかと疑問に思われますね。

一番の懸念は、上限金利の引き下げではなく、総量規制の方です。

年収の3分の1しか貸付してはいけないことになれば、

いま既に借りている人の多くは、急に利用が止められることになり、

ものすごいクレームにつながるでしょうね。

消費者金融で多重債務に陥っている人の多くは、借りては返し、

返しては借りを繰り返しているので、返したのに借りれないとなると、

とたんに返済に窮する人が出てくるはずです。

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それと、当たり前ですが、借りたくて借りに来た人に、今までのように

貸付が行えなくなります。

貸し倒れが少なくなる分、貸しつけ残高は伸びず、あげく金利も引き下げ、

そうなれば、負のスパイラルです。

今後、間違いなく、闇金融が横行すると予想されます。

闇金融対策で行ったはずの法改正が、逆に闇金融を横行させる結果に。

ハッキリ言って、この結果は、法改正が議論されているときから出てました。

専門家でなくても、普通に消費者金融に勤めている人なら、誰もが予想してました。

さて、この先、どうなっていくのでしょうか・・・。

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2009年9月9日水曜日

バブルのころ



右から左にお金や物を動かすだけで、

簡単にお金が稼げた時代でした。

小遣い稼ぎに株や美術品を購入、

その購入資金を借りに来る客もたくさんいました。

たしかに、すぐに返済しにきてました。

わざわざ借りる必要があるのか疑問でしたが、

身内には内緒のこづかいが欲しかったんでしょう。


会社も景気がよくて、社員の家族にまでボーナスを!

両親の自宅へ、お金や、高級食材が届いたり・・・。

すごい時代ですね。

いまからは到底考えられません。

早く不況と言われる状況が終わればいいですね。


2009年9月8日火曜日

コールセンター

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業界が、法規制のあおりを受け、不景気な状態でしたが、

そんな法改正も何度も経験しているわけです。

そのたびに、新たな手立てを講じるわけですが、

正直、今回の法規制で潰れたり、合併したりした会社も

多かったですね。

全国の数百店舗もあった会社は、無人化をすすめ、

支店で行っていた販促、督促業務を、コールセンターに集約。

それによりコストの削減を図りました。

ただ、貸し倒れの比率は、支店で督促を行っていたころよりも

悪くなったようです。やはり、電話や手紙だけでは難しいのでしょうね。

支店がどんどん閉まって行く様をこの目で見てきました。

そのたびに移動させられ、大変でしたね。

クビにならないだけマシでしたけど。

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2009年9月7日月曜日

不動産ローン

不動産を担保に入れてまで、10%以上の金利で借りる。

初めは、感覚がマヒしていないと出来ない商品だと。

返済回数が比較的短いとはいえ、総支払い金額は、

結構な金額です。毎月の支払金額、負担を減らすと

いう謳い文句ですが、結局のところは、長く金利を

支払わせる手段のようにも思います。

当時は、なるべく疑問を持たないように、

不動産担保ローン の販売に注力していましたが、

やはり、心の奥では、罪悪感がありました。

歳老いた父親の担保提供を受けて、 数百万円を借り入れる。

不動産の価値から考えると、

それが正解かどうかは、自問自答でした。

ところが借りる側からすると、そうでも無かったようです。

契約が成立し、融資実行時には、いつも感謝されました。

つまり、世の中には、借りたらきちんと返したいと思う人が、

ちゃんと存在するんです。

世の中、捨てたもんじゃないです。

でも、やはり借りたら早く返すのが一番です。


2009年9月5日土曜日

おまとめローン

銀行系のカードローンが勢いを増し、新規獲得にもかげりが見え始め

消費者金融業界にも優良顧客の囲い込みと、既存客の確保が、

急務とされる時期がありました。

実際問題、金利の引き下げか、サービスの充実くらいしか方法はないんですが、

実際に力を入れていたのは、低金利、高額の貸し付けを行う「おまとめローン」

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ただ、信用貸しで低金利で他社の借入をまとめられるような金額を、

ポンと貸すような会社は、まず無かったですね。

私が勤めていた会社でも、不動産を担保に貸し付けを行う、

いわゆる不動産ローン。

のちに、全営業店を巻き込んでの一大プロジェクトに発展したのですが、

力を入れはじめた当初、女性社員の片手間の販促営業で、

一人、年間3件契約目標!なんてもんだったのです。

男性は回収、女性は営業、なんて図式だったんですが、

なかには回収を一切行わず、この不動産ローンを年間10件貸付し、

一足飛びで店長に昇進した男の子もいましたね。

周りからの反感はすざましかったみたいですが。

なにごともタイミングですね。その、翌年以降、10件契約しても、

店長になれなかったのはもちろんのこと、目標が、一人12件に。

そんなもんですよね、世の中。