2009年7月30日木曜日

変わりゆくキャッシング業界2

私が消費者金融に勤めていた時は、個人の信用情報の3者間(消費者金融・カード会社・銀行)の

交流はブラック情報(事故情報)だけだったんですが、どうやらいまは全ての情報を閲覧できる、

そんな感じになったらしいですね。昔は「銀行に借り入れがばれると困る」と顧客が言ったときでも、

「事故だけ出さなければ絶対にばれませんよ」なんて言ってたもんです。

今後は、住宅ローンの申し込みに行ったら、消費者金融での借金を理由に、審査が通らない、

なんてこともあるかも?でも、その銀行がカードローンの親元になってたりするから、

実際のところはどうなるかわかりませんけどね。

2009年7月27日月曜日

消費者金融、冬の時代

消費者金融に勤めていた時の、先輩の店長が、この度、早期退職プログラムに応募。

退職されたそうです。法改正に伴い、消費者金融の収益力も低下。

それに伴い中小では廃業や合併、倒産が相次ぎ、大手でもリストラなどが横行してます。

銀行は資金力を武器に、消費者金融をこぞって子会社化。

なんだか銀行ばかり儲かる仕組みに、ほとほと嫌気がさします。

長い時間をかけて蓄積してきた消費者金融のノウハウを、労せず手にした感じです。

今後も銀行ばかりが儲かり、キャッシング利用者は銀行なら安心と思いこみ、

利率18%なら安いと騙され続けるのでしょうか?

40%で貸していた自分が言うのもなんですが・・・。

訪問先にて

私が消費者金融に勤めていた時に、いまでは考えられないですが、

自転車にて某市内を走り回っていました。

通常、車での訪問回収が主流でしたが、なぜか私の配属された支店は、

自転車での取り立てが主流でした。

昔はキャッシングしても返せないと、督促の電話やハガキ、あげく借金取りが家に来ました。

確かに、お金借りて返せないと、気まずくて連絡とかしにくいですもんね。

その日は、連絡が取れない顧客の自宅へ訪問回収に出掛けました。

集合住宅でした。ポストには同業他社の消費者金融からの督促通知があふれ、

自宅の電気メーターも止まっていました。

留守のようでしたが、何気なくドアノブを回してみると・・・

なかはゴミの山。玄関からリビングまで隙間なくゴミが。

怖くなってすぐに逃げ帰りました。

2009年7月25日土曜日

お金の知識

お金の知識って大切ですよね。

前にも書きましたが、銀行で借入したら金利が安いから、消費者金融の金利は高いから、とか

結構みんな、そこしか見てないですよね。金利には敏感なのに、総支払い利息の金額とかは

まったく無頓着。銀行が正義で、消費者金融が悪。まったく銀行の思うつぼですね。

結局、銀行もカードローンの収益性に目を付けて、消費者金融と提携しまくってます。

ホントに悪なら、その悪の消費者金融と手を組む銀行も悪ですよね。。。

ちゃんとした知識を身につけて、ご利用は計画的に、ですね。

みんな借りてます。

消費者金融に勤めていると、普通に生活していたら知らないような統計とかを見たりします。

例えば、キャッシングの利用人口。

ハッキリとした数字は覚えていませんが、就業人口の半分以上の人が、キャッシングの経験あり。

そんな統計を見て「石を投げれば債務者に当たる」なんて格言を言っていた店長もいましたね(笑)

あなたの同僚も、1枚や2枚、キャッシングのカード、持ってるんじゃないですか?

この統計、クレジットカードは含まず、ってところがスゴイ。

つまり、働いている人の半数以上が消費者金融系のカードを持っていることに。

つまり、みんな借りてるわけですね。

2009年7月23日木曜日

警察の話

消費者金融に勤めていると、警察の照会がよくありました。

なんでも犯罪の裏付けに、借金を絡めたいらしい。

たしかに、ニュースなどで「容疑者は、消費者金融に多額の借金があった模様」ってやってますね。

なんでもかんでも借金のせいにするなって話ですが。

詐欺の被害にもよくあってました。他人になり済まし、消費者金融からお金をだまし取る。

それを恵まれない人たちに分け与えるなら、ねずみ小僧みたいですが、実際はしょうもないことに

使っていたんでしょうね。ほんと、お金がらみの警察の話もたくさんあるので、また紹介したいです。

ホントの話

ウソみたいですが、お金を借りに来るのに、身分証明書も何も持たずに来る人、結構いました。

普通に考えて、身分証明書もなしに、お金借りられるわけないですよね。

あとは免許証持ってない人。都会で、女の人限定で言えば、ありえますが、私が勤めていた

支店は、結構田舎の方で、大人は一人1台車を持っているのが当たり前の地域。

男性で免許証もってないと、仕事も出来ないでしょ。

もちろん、そんな怪しい人たちに、お金を貸すことはありませんでしたけどね。

ただ、貸付残高のノルマがあったので、月末に近くなると、少々のことには目をつぶって

貸付していたりした時代もありました。お金借りるなら、月末の方が借りやすいですよ!

2009年7月22日水曜日

またがし

私が消費者金融に勤めていた時、名義貸しのトラブルがホントに多かった。

冷静に考えればわかることなんですが、自分では借りられない人が、他人の名義で借金して、

まともに返済できるわけがないんです。自分の返済で精一杯なんで。

キャッシング利用者は、気軽な気持ちで借りてしまいがちですが、実際返済を最後までするのは

ホント大変なんです。気づけば1社だけのつもりが、2社、3社と増えてしまい、最後は借りるところが

無くなって、友人などに名義を借りる。お金にまつわるトラブルは簡単に友情を壊します。

借りて返すのは借金地獄の始まりです。名義貸しは頼まない、頼まれても断るが基本ですね。

ご利用は計画的に。。。

裏話

私が消費者金融に勤めてすぐくらいのころ、同期が勤める支店に強盗が入りました!

銀行強盗に比べると、消費者金融は比較的狙われやすかったんですね。

たまたま、その同期は外出していたらしいですが、会社からは慰労金としてン万円貰ってました。

その場にいた同僚は、ホントに怖かったでしょうが、外出していた人にまでくれるなんて、

よっぽど会社が儲かってたんでしょうねー。

お金を借り過ぎて、強盗するまで追い詰められるなんて、キャッシングって怖いですね。

借金は計画的に、ですね。。。

2009年7月21日火曜日

昨日までは・・・

消費者金融の中小であれ大手であれ、どこでも訪問による督促は、やっていました。

来られた方は、借金取りが家まで来るわけですから、精神的なプレッシャーは並みではないでしょう。

「私が借りたわけではない。頼まれて借りただけ。」そんな言い訳もよく聞きました。

そんな顧客は返済が遅れても電話には出ません。訪問し、交渉するしかないんです。

なんども訪問を重ねたある日のこと、インターホンを押すと、いかにも強面の男性が。

「なんの用や」

「〇〇さんはいますか?」

「〇〇は警察にパクられた。今日からここはうちの事務所や。なんか用か?」

奥から、ぞろぞろと強面の人たちが・・・

そんなトラブルに見舞われることもしょっちゅうでした。

初めての訪問

私が消費者金融に勤め始めたころ、ちょうど督促業務の規制が厳しくなる、そんな時代でした。

しかしながら私が勤めていた消費者金融は督促自体、それほど厳しい会社では無かったんです。

もちろん、ほかの消費者金融に比べたらという話ですが。

消費者金融に勤め始め、ちょうど1か月が過ぎたころ、前回記述した訪問業務に一人で出ることに。

幸い、先輩や同期は、若干ゴツイ系の人が多い中、見た目も普通な私は、訪問に出かけても、

警戒されることなく交渉することが出来ていました。そんな訪問業務の中であったいろいろな話を

またしていけたらと思います。

2009年7月20日月曜日

訪問

私が消費者金融に勤めていて、はじめ嫌だった仕事。それが訪問。

電話をしても、手紙を出しても、それでも連絡が取れない顧客の自宅へ行くんです。

すぐに慣れましたが、全く知らない家へ、ましてや借金の返済を迫るために訪問。

現在では訪問による督促業務にも規制があるらしいですね。

ほんと借りやすい時代ですね。

親展

私が勤めていた消費者金融では、支払いが遅れた顧客へ、まずは電話にて連絡。

電話がつながらない顧客へは手紙にて督促が行われていました。

もちろん、親展の手紙ですが、やはり中には家族が開封してしまうことも。。。

キャッシング利用者の皆様、家族に内緒で借りているなら、返済のうっかり忘れには

くれぐれもご注意を・・・。

督促

私が消費者金融に勤めていた初期のころ、入金が遅れた顧客への(取り立て)督促は、

結構きびしいものでした。まずは電話。ほとんどの顧客は、うっかり忘れのため、

初期督促の電話で入金を促されます。携帯電話が普及する前は、自宅や勤務先が

連絡の主流でした。電話がかかってきた顧客も焦ったでしょうね。たった一日遅れでも

電話がかかってきます。いまキャッシング利用している人で、支払いが一日遅れたとき、

キャッシングの会社から電話かかってくる、なんて人、いますか?

昔はたった一日でもかかって来ていたんですよ。。。

2009年7月19日日曜日

取り立て

私が勤めていた大手消費者金融での取り立て(督促)の失敗話。

入社後、初めて取り立ての電話をしたんですが、緊張のあまり、

先輩社員から教わったことを忘れてしまって、

先方が電話に出た瞬間、社名を名乗ってしまいました。。。

万一、本人でなく、家族が電話に出ていたら、利用をバラすところでした。

キャッシング利用者のほとんどが家族には内緒での利用なので、

致命的な失敗を犯すところでした。。。

格言

さて、私が大手消費者金融に勤め始めたころ、支店の店長が

「歯の悪い人には貸すな」

なんてことを言ってました。

歯の悪い人はだらしない人が多い、治療するお金がない、などの理由だそうで。

もし、キャッシングの申し込みに窓口に行くのであれば、歯が悪い人はご注意を。。。

変わりゆくキャッシング業界

貸金業規制法が改正され、本格的に施行されようとしてます。

私が勤めていた時代とはどんどん変わっていきますね。

私が消費者金融に勤め始めたころ、出資法の上限金利は40.04%

それがいまでは18%に。キャッシング利用者にはいい時代ですが、

会社側の利益は単純に半分以下になってしまってるわけですね。

もちろん安くはないですから、ご利用は計画的に、ですね。