2009年11月17日火曜日

武富士も。









アイフルの私的整理に続いて、

武富士も転換社債の発行で調達した資金の一部を

投資家に債務の減額や猶予を求めたらしい。

あいかわらず厳しい経営を余儀なくされている業界である。

過払い返還金の増大のおかげで、アイフル、ロプロ、武富士

といった業界でも大手の大手が経営難に。

法律というのは本当に難しいものだとつくづく思わされます。

今朝の朝刊にも失業者の救済のための給付金を、

暴力団員が騙し取ったという記事が。

弱者救済のための措置が、大手の企業を潰したり、

先行きが立たなくしたりしているところが恐ろしい。

さしずめ多重債務者の過払い返還金で大儲けしてる

司法書士や弁護士は、今朝の記事に置き換えれば、

暴力団員ということになるのでは??

もちろん、ホントに困っている債務者を救済している

司法書士や弁護士がいることは言うまでもないですが。

人間の作る法律や施策に、完璧なものなどないということですね。




2009年11月3日火曜日

経営破たん

ロプロ(旧日栄)が経営破たんしたと昨日の夕刊に。

儲けすぎと揶揄されていたのに、不祥事や過払い請求で

自力での再建が不能になってしまったと。

実は、大学時代、就職活動で一番初めに面接を受けたのが

日栄でした。たまたま他社の内定が出たので、日栄には

就職しませんでしたが、もし、勤めていたら、

あの不祥事に巻き込まれていたか、馴染めず辞めていたか・・・

過払い請求は本当に債務者のための法律なんでしょうか?

私には、弁護士や司法書士のための法律にしか思えません。

助かった債務者も多いでしょうが、大きな会社が

潰れてしまうほどの法律が出来てしまうのはどうなんでしょか?

いい塩梅、いい加減っていうのが出来ないものなんでしょうかね。

実際、日栄のおかげで助かった企業も多いと聞きます。

私の知り合いも、この不況で勤めていた会社が倒産の憂き目にあい、

以前会社がロプロに多額の融資を受けており、それが完済していた、

でも助けてもらった恩があるので、過払いの返還は求めないと。

そして潔く会社をたたんだそうです。

今の日本に義理人情を求めるつもりはありませんが、

出る杭は打たれる、そんな社会ですが、

うまくやっているのに打たれない、そんな杭になりたいですね。

実際、まわりにもそんな人がたくさんいますしね。