偽装

以前、消費者金融で勤めていた時、

新入社員だった私には、悪いこととは思わなかったものの、

いま思えば重大な犯罪であった２事例。

１．顧客の所得証明書の改竄

預かった確定申告書の数字を、改ざんし、

実際に貸し出し出来る金額より多く貸し付ける。

これを普通に先輩社員がやってましたね。

２．印影の移し替え

預かった書類に、押印漏れがあった場合、

顧客の押印した印影を、ガムの銀紙についている

薄い紙を使って写し取り、それを漏れがあった個所に

押印するという行為。

全く悪気はなかったとはいえ、この方法をもちいれば、

新たな書類を作ることも可能ですね。

コンプライアンスに厳しい会社でしたが、実際に働く社員の

モラルと比例はしてませんでした。

諸行無常・・・

私が消費者金融に勤め始め、長年にわたり業界のトップに座を

守り続けた、王者武富士。

不祥事が相次いだのは自業自得としても、

法改正や過払い請求による弱体化は観ていて痛々しい。

弱者を守るという大義名分が、大きな会社をも簡単に

潰してしまうとは・・・。

大きな会社に勤めていれば安心、そんな時代は

とっくに終わっているんですね。

貸し過ぎも悪いし、借り過ぎも悪いし、両者の言い分を

聞けば、どっちも納得出来る様は話ばかり。

借り過ぎたら借金一本化してしまうのが楽なんですが。

暗い話はこの辺にして、今日みたいなイイ天気に

ずっと室内にこもっているのも、もったいないですね。

洗車でもして車ピカピカにしたい気分です。

今夜はポストに返却レンタルできるDVDでも観ながら

過ぎ去った時代を思い返すとしようか。。

借金一本化

債務整理を行う前に、誰でも一度は考える借金一本化。

聞こえはいいのですが、不動産を担保に差し入れたり、

連帯保証人をつけたり、と逃げ場を失ってしまいます。

公正証書などを作成する事も多いので、担保を失ったり

連帯保証人に迷惑をかけることになるので、

借金の一本化には慎重になった方がいいです。

支払金額を抑え、支払い期間を長めにとるため、

支払いは楽になりますが、最終的な総支払額にも

注目し、検討した方が良いと思われます。

世の流れ

消費者金融の融資の流れが、店頭から無人機へ、

無人機からネットへと、すごい速度で転換してますね。

大手消費者金融でも、全国の店頭窓口を全て閉鎖すると

決めたところもあるみたいですね。

お年寄りの方には、店頭で直接人と話せなくなると、

なにかと相談できなくて不安に思っている人も多いでしょうが、

それ以上にネットや無人機を利用する人の方が多い、

ということなんでしょうね。弱者を切り捨ててでも生き残りをかけ、

その先に消費者金融の未来はあるのでしょうか。

お金の借り方給料日前に焦るよりも、事前にリサーチしておきましょう。

出つくし？

貸金業規制法が改正され、

悪材料出尽くし感から消費者金融株が

一時、急沸しましたが、今後の明るい材料も

ハッキリいってないんじゃないのでしょうか？

過払い返金、貸し倒れ、貸出規制、

どう考えても収益が伸びる材料がないです。

消費者金融を辞めているから気楽に言えますが、

残った人たちのことを考えると気の毒です。

気の毒といえば、ポストに返却レンタル出来る

楽天レンタルの返却を二ヶ月も忘れている

私のいい加減さも気の毒ですが・・・。

消費者金融にとって、今回の法改正は

貸出することが厳しくなる、イコール

市場が狭まることを意味しています。

ただでさえ人口減少している日本でしか

商売していないのに、さらに規制されるとは。

借り手にしてもお金の借り方給料日前に

焦っても、すぐに、気楽に、借りることが

難しい時代になりましたね。

改正貸金業規制法

おそらく現場は大混乱でしょうね。

私が勤めていたと、一番トラブルが多かったのが

貸し付けの停止。

ほとんどの方が２件、３件と業者から借り入れをし、

返済のたびに新たな貸し付けを受けて回す。

もちろん、そんなかたばかりではないと思いますが、

実際多かった。

そのため、１件でも業者から貸し付けを停止されると、

たちまち返済に窮する。

今回の法改正で、そんな状況が大量に生まれたでしょう。

お金の借り方給料日前に焦るより、

事前に準備しておきたいですね。

私の今の一番の悩みごとは、借金の返済ではなく、

ポストに返却レンタル出来る、楽天レンタルの返却です。。。

もう２ヶ月は返却してないなぁ・・・。

コマーシャル

あたらしい貸金業規制法の告知CMやってますね。

「専業主婦は、配偶者の同意書が必要です」

これは実質、専業主婦には貸出しない方針を、

やんわり伝えているんですよね。

消費者金融各社、同意書取得の設備投資に

お金を回す余裕が無い。

そのため、貸出する環境を整えられないということ。

お金の借り方給料日前に焦っても、もうおそい。

今のうちに、キャッシングのカード、作っときましょ。

総量規制に関して。

前述の通り、法人、個人事業主は年収の３分の１までの

貸し付けとする「総量規制」の枠組みからは除かれる様子。

本決まりで間違いないです。

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あと気になったのが「専業主婦」の取り扱い。

これまでは夫の年収を自己申告でヒアリングし、

それをもとに貸し付けを行っていましたが、

同意書のようなものが必要になる様子。

消費者金融各社、対応するための準備費用を抑えるため、

専業主婦への貸し付けを、実質取りやめる方針。

これでますます借り入れ需要者の行き場が無くなってしまった。

闇金、売春、窃盗などの犯罪に結びつくことが容易に想像できる。

特例

借金の総量規制に関して、ある程度のゆるみを持たせる様子。

基本は年収の３分の１までの貸し付けが決まっていますが、

それはサラリーマンにのみ適用される様子。

自営業の確定申告書をもとに貸し付けを行う場合は、

決定ではない様子ですが、所得の３分の１というくくりは

なくなりそうらしいですね。

たしかに、ホントに必要な資金需要者である自営業者を

市場から締め出してしまいかねないですからね。

お金の借り方が多様化していく様がみえますね。

どこもかしこも

いままでの時代、不景気になると消費者金融は

貸し付け残高を伸ばし、業績を伸ばしていたんですが、

いかんせん今の法律では貸せない。

借りたい人はたくさんいるのに、貸せない。

いま借りられたらなんとかなる人もいるかもしれにのに・・・。

そんな訳で、闇金が躍進してるんじゃないかな？？

そして返済に困った債務者は、過払い請求にはしる。

ちなみに、自分でも過払い請求できるって知ってますかね。

弁護士や司法書士に、法外な料金を支払わなくても、

業者に初回からの取引履歴を依頼して、

なんなら利息制限法に引きなおした計算書をくれる

業者もあるみたいです。

それを持って裁判所に行ったら、親切にやりかた教えてくれますよ。

たしか「不当利得返還請求」とかいう感じの書類でした。


印紙代だけで出来るんで、その方が絶対お得ですよ。

出資法で支払った利息が、不当利得にあたるなんて、

消費者金融に勤めていたときは思いもよりませんでしたけどね。。。